≪飼育のきっかけ≫
名前も何も知らなかったときに、ショップでたまたま生体を見て、あまりの格好良さにビビビっときまくりました、ブルマイスターツヤクワガタ。
もう名前からしてなんだか別格感を醸し出してます。
店頭にあったのは♂が90mm弱の中歯、♀が55mmくらいのペアでしたが、サイズ感や迫力、デザインのよさに一気に魅了されました。(高すぎてとても手が出ませんでしたが)
店長さんいわく「長歯はさらに別格の格好良さです」と。
「長歯がでにくい」という種がいることもそのとき初めて聞きましたし、それさえもなんだかミステリアスな魅力に感じて、「どうしても欲しい!」という思いがずっと続いてました。
てことで、もう我慢できなくなったところでヤフオクを物色。成虫ペアを買うのは金銭的に厳しいので、幼虫を9頭落札。
送料込みで1万円ちょいoverとけっこうお高い買い物になりました。時間をかければもうちょっと安く買えたと思いますが、「欲しい!」で頭いっぱいだったので問題なしです。
≪幼虫の情報≫
親サイズ:♂:91.3mm(中歯型)、♀:50.5mm
産地:インド ニルギリ丘陵
累代:CBF1
孵化日:2023年11月上旬ごろ
≪今サイクルの目標≫
長歯!じゃなくて、無事全頭羽化!にします。
≪飼育記≫
ブルマイの飼育について事前にネットで調べた情報をまとめると
〇幼虫期間は1年半~2年と長い
〇低温、高湿がいい
〇幼虫が落ちやすい(ツヤクワガタ属全般ストレスに弱い)
〇マット全交換は禁忌(とはいえ全交換してる人もたくさんいるみたいですね)
〇マットは微粒子がいい
〇マットは固く詰めずふんわり(お尻でっかちの体形で上手にもぐれない?)
〇発酵が進んだマットがいい(カブトマットでもOK)、菌糸は×
〇幼虫は坑道を作り、その中で生活する
〇前蛹期間に低温(16℃~20℃)だと長歯が出やすい
〇蛹化時は繭玉を作る
〇難関種が多いツヤクワガタ属の中では入門種
などなど。
他にも様々な情報が転がってましたが、ヘボブリーダーなので、まず1周目はネットでよく書いてある上記の情報を出来る限り守ってやってみようと思います。
【2023年11月28日】
受取時に入っていた50ccプリカから初令幼虫たちを移動させます。
手元に余っていた容器にとりあえず入れてみます。
・クリアスライダー小×2
・800ccブロー×3
・1000ccブロー×2
・1400ccブロー×2
マットはヘラクレス飼育で手元に余ってた「MDカブトマットプロ改」。ヘラクレスとかのときはMDマットはほとんど加水しなくてもOKですが、今回は気持ち多めに加水しました。
このマットがブルマイに合うのか全くわかりませんが、初めてなんでもうエイヤーです。
交換時は、古いマットごと幼虫を容器の底に入れて、その上から新しいマットをふんわりかぶせました。
新しいマットを敷いたあと、幼虫が潜りやすいように窪みを作って、そこに幼虫を入れてあげるやり方もあるみたいですね。次回はこっちを試してみたいと思います。
飼育温度は20℃~22℃。
次の交換はマットの劣化具合も見ながら3~4か月後の予定です。
幼虫飼育時はケースなどはそっとしておくのが基本でしょうが、自分はガマンできずほぼ毎日見てしまいます。
が、ブルマイはほとんど容器の外から見えないのでつまらん・・・
【2024年1月中旬】
めずらしく1つのブロー容器の側面から幼虫の姿が見えました。
頭のサイズ的に無事三令まで加齢している模様。
体も順調に大きくなってる様子でとりあえず一安心です。
残りの8頭もどうか無事でありますように・・・
【2024年2月13日】
マットがだいぶ乾燥してきているように見えたので、マット交換をすることに。
タイミング的にはおおよそ三令になっていると思いますし、ブルマイは三令初期からの数ヶ月が勝負みたいなことをどこかで見た記憶があるので、気合を入れてマットは「MDカブトマットEXプレミアム」を、ケースはダイソーの5.5リットルタッパーを準備しました!
このマット、ショップのサイトを見るときいつも売り切れてるので、ようやく買えてかなり嬉しいです。60リットル買ったので、あまりはネプチューンの初二令幼虫やヘラクレスの三令初期の幼虫に使います。
写真だと茶色く見えますが、実際見るともうちょっと黒くて、MDプロ改よりも熟度が深くて微粒子な感じです。
匂いもすごくよくて、「落ちやすい幼虫にもぜひ使ってください」とのうたい文句だったし、なにより値段もそこそこしましたので期待しちゃいます。
その前に、まずブルマイちゃんたちは全員無事なのか・・・?
緊張しながら掘り出してみると、、
結論は
全頭無事
でした!!まじで一安心!
体重のほうは、、、
16g ケツでかいですね~
12g
14g
16g
15g
4g(!?)
あと3頭は写真撮り忘れましたが、15gと13gと2gでした。
大きい順にまとめると
16g、16g、15g、15g、14g、13g、12g、4g、2g でした。
体重がまとまっていたので、頭幅で雌雄判別できたのは1頭ずつだけ。
思ったよりも体重にばらつきが出てないのは、三令初期なのでそんなものかな~って感じですが、4gと2gの幼虫はなんなんでしょうか・・・
頭幅を見てもおそらく初令から加齢もしていないです。
色艶を見る感じブヨブヨ病ではなさそうですし、よく言われる栄養価を吸収するための共生菌が体内に取り込めていない個体なんでしょうか?
それとも成長ホルモンの異常個体とか?
とりあえず、この成長していない2頭に5.5リットルタッパーは勿体ないので、1500ccのブロー容器に入れ、普通に成長している幼虫の糞入りマットをまぜてあげました。そこから共生菌をうまく取り入れてくれればいいんですが。
次の交換までは少なくとも4か月は引っ張って、そこからはマット継ぎ足しスタイルでいこうかなと予定しています。管理温度は21℃~23℃。
今回のマット交換で幼虫が落ちないか、小さかった幼虫は無事成長するのか、心配は尽きませんが、考えてもしょうがないですね。
次のマット交換まで気長に、楽しみに待ちたいと思います。
※随時更新していきます。